ベリス・メルセス宣教修道女会

初日の出を と
カーテンをあけたら
目の前にぽっかり
有明の月が浮かんでいて
深い藍色に覆われた中で
金色の光を放っていました

降りそそぐ優しい光
国境も民族もこえて
差別なk一様に
静かに天空にあって
混沌とした世の中を
隈なく照らしています

神秘な美しさを湛て
誰からも慕われる
苦しむ人の慰め
みにくい国と国との争いも
すんなりとはいってくる光
殺伐とした世の中を
月は静かに見守っています

心を失って
命を粗末にしている現代
平和は身近なところから
自分のまわりの人々に
月の優しさを
波紋のように広げたい

年頭の所感としては
少し淋しさを伴う月
人生には
ほどほどに淋しさがあって
相手を思いやる心が生まれ
仲良く話し合うことができます