ベリス・メルセス宣教修道女会

神のあわれみと慈しみのしるしとして世に派遣される

マルガリタ・マリア・ロペス・デ・マトゥラナ

メルセス 贖い

MARGARITA MARÍA 2020

1884年 7月25日 双子の妹としてスペインの北部ビルバオ市に誕生            
1901年 ベリスのメルセス観想修道会の寄宿学校に入学
1903年 19才で同観想修道会に入会 双子の姉は愛徳カルメル会に入会
それ以来、持ち前の豊かな心と美しい広い心を傾け尽くして、神に向かって進んでいきました。
1914年 当時スペインは宣教運動が盛んであり、マルガリタを中心に生徒たちの間に宣教熱が高まり修道女たちにも伝わっていきました。
やがて、観想のうちにキリストに高められた広大な地平を思い出し人びとの救いへの熱意に燃えたった彼女の心の中には宣教の召命が、
形づくられていきました。
キリストの愛にかられ、じっとしていられなくなったマルガリタは、ついに、観想修道会の格子を突いて、会を宣教会に改変したのです。
1924年 修道女全員が観想修道会を宣教会に変革することについて投票し、全員一致でベリス・メルセス宣教修道女会の創立を決定。
1926年 中国 ミクロネシアへ出発
1928年 東京に一時滞在 日本の地にメルセス会第一歩
1929年 関口の修道院の落成
1930年 光塩高等女学校落成式参列のためマルガリタ来日
1931年 関口修道院を高円寺に移転。
高円寺に光塩女子学院を創立し、日本でも活動を開始しました。

光塩高等女学校の落成式1931年4月(中央がマルガリタ マリア)
1934年 7月23日 帰天
新しい宣教会とその霊性の完成を教会にゆだね、その生涯を閉じました。
あがないの第四誓願、すなわち、「人びとのために生命を与える」は、この命がけの愛によって、刻印されたのです。
これこそ会の本質であり、彼女の奉献のみのりです。
2006年 列福         福者 マルガリタ マリア(1884~1934)
マルガリタは学校での活動や宣教会への変革の課程で接した人々との間に、たくさんの手紙のやり取りをしていますが、
後に列福調査の際、古くは百年前にもなる彼女自身の手紙を多くの人々がベリスに寄せ、それが資料として保存され、
デジタル化が進められています。その中には彼女の温かく広く生き生きとした人格のほとばしりが見て取れます。
彼女の特徴であるイエスと人への血の通った親密さと真情のあふれる手紙は、現在なお接する人々に活力を与えています。

03-3311-6146