金継ぎ
ご復活 おめでとうございます。
久しぶりに近所の遊歩道を歩きました。
目に入る景色の中に鮮やかな色が増え、新緑が美しく、よく手入れされた花壇から
お花がこぼれ落ちそうに咲いていました。
心地よい暖かさを感じながら、聖土曜日
「復活徹夜祭」のミサの中での神父様のお話を思い出していました。
それは「金継ぎ」のお話。
古代から日本人の暮らしの中で育まれてきた、物を大切にする考え方で、
割れた物や欠けた物を修理して使い続ける伝統。
ただ漆で修理するだけではなく、その傷を装飾して目立たせ、傷もその器の一部としてとらえるということ。
傷を無かったことにするのではなく、新しく生まれ変わった器としてとらえるという事なのでしょう。
『金継ぎ』と『傷を受けた身体のまま復活なさったキリスト』を結びつけてのお話は、
私の心に響きました。今も・・・。